蓄財をしていくうえで、
自分が「将来こうなっていたい」という
未来を想像したことはありますか？
「将来お金をいくら持っていたいか」
という話ではありません。
「どういう働き方をしていたいか」
「どこに住んでいたいか」
「周りにはどんな人たちがいてほしいか」
「どんな服を着て、どんな暮らしをしていたいか」
こういった自分を取り巻く「環境」が
どうであってほしいかを、
この機会に考えてみましょう。
１．生涯かかるお金より、自分のことを知る
生涯でかかるお金はどれくらいかと、
考えている人は多いと思います。
何歳で子供が何人いて、何歳で家を買って…
とお金が必要なライフプランの話は
誰もが考えるところだと思います。
でも、実は一番大切なのは、
いつ何が起こるのかという
ライフプランではなく、
「どんな自分でいたいか」
という部分だと思います。
これを明確にするためには、
「誰かのため」ではなく、
「自分がどうしたいか」で考えるのです。
どんな環境で暮らしていたいか、
どんな生き方をしていたいかを
「今」の価値観から想像することで、
次の「ライフプラン」やそのために
必要なお金もわかりやすくなると思います。
２．「いくら必要か」ではなく「何に使うか」
「人生でお金はいくら必要か」
この内容を書いている本を何冊か読んだことがあります。
私は、まず「いくらかかるのか」を
インプットするのではなく、
本音で「自分がどう生きていたいか」
を考えるのが最優先だと思います。
極端に言えば、
「何に集中してお金を使って生きていくのか」
これを決めることになります。
それが見つかったら、
夢と関係のないものを削っていくことができるので、
必要なお金も明確になってくると思います。
例えば、すでに立てたライフプランの中に、
マイホーム費用が入っていたとします。
「自分がどう生きていきたいか」
この自分への問いに明確な答えを持っていたら、
それは自分の本音で必要なモノかが、
自然と浮かび上がってくるはずです。
「人生でお金はいくら必要か」
の本に書いてあるのは、あくまで一般論です。
かかるお金の全体感を知っておくのは
大事だと思いますが、一番大切なのは、
「自分がどう生きていきたいか」
これを明確にすることだと私は思います。
３．「今」何にお金を使いたいかを知る
「まだ先のことなんてわからない」
と思う人も多いと思います。
私も正直なところ、
自分がどんなライフプランを
歩んでいくかはわかりません。
結婚するのかも、どこに住むのかも不透明です。
でも、今持っている価値観は明確だと思います。
それが変わってしまうかもしれないけれど、
「今、どう考えているか」が大事だと思います。
それを考えることで、
自分が何にお金を使っていくのか、
自分お金がどんなことに必要で、
どんなことには使わないのかが分かってきます。
「今」の積み重ねで将来は変わるので、
将来視点でばかり考えすぎるのではなく、
まずは、「今」どう思うかを考えましょう。
その先にきっと自分のなりたい将来像も
見えてくるはずです。
ということで、今回は以上です。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
それでは、また！
