手取り14万円OLの毎日

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【本/要約】『そのお金のムダづかい、やめられます』を読んで

 

今回は、脳神経外科医で、

菅原脳神経外科クリニック理事長である、

菅原道仁さんの

「そのお金のムダづかい、やめられます」

を紹介します。

 

1.そのお金のムダづかい、やめられます 概要

 

ムダ使いの仕組みを脳医学と

心理学から考えるムダ使い防止の本です。

 

ついつい余計なものを買ってしまう人間の行動を、

脳の癖に照らし合わせて紹介されています。

 

そしてそこには、販売者側の巧みな戦略が潜んでいるので、

自分をコントロールして

浪費しないようにする必要があります。

 

そのコントロール方法を脳のメカニズムから、

具体例を使って分かりやすく

説明しているのが本書です。

 

以下、印象に残った2つの方法に分けて

ムダ使いを防ぐ思考法についてお話します。

 

2.ストーリーが正しく作れるモノだけを買おう

 

満足度が高く後悔しない買い物をするためには、

そのモノや体験に自分だけのストーリーが

見出せるかを意識するのが一つのコツです。

 

具体的に言うと、モノを買おうとするときに、

「次の休みで着る服」などそれを買った場合の

自分だけのストーリーを考える。

「自分」が主人公で、いつ、どこで、だれと使うかを

具体的に考えられたら、購入の判断をします。

 

このように、客観的に自分の思考を見つめることを、

メタ認知力」と言うそうで、

その買おうと悩んでいるモノは、

自分のストーリーに当てはめたときに、

本当に欲しいと感じるものなのか

この思考法で知ることができます。

 

たとえば、見栄や名声、プライドや

周りに合わせて買ったモノに、

自分だけのストーリーを描くことができないはずです。

なので、そのようなものは

「買わない」と判断ができるわけです。

 

でも、欲しい気持ちはそう簡単には抑えられない!

これが人間というものですよね。

 

それなら、衝動的に欲しいと思ったものは

その場であれこれ考えるのではなく、

そこから離れて、冷却期間を3日設けると、

衝動も収まって冷静に考えて答えが出せるそうです。

 

3.皆が選んでいるものだから、良いわけではない

 

「大勢の人が選んでいるからよいものだ」

と認識してしまうことを

バンドワゴン効果と言うそうです。

 

「バンドワゴン」とは、

「パレードの先頭を行く楽隊車」の意味で、

パレードで楽隊車の後に行列が続くさまをイメージして、

バンドワゴン効果と名付けられたそうです。

 

街中で行列ができているお店なら、

きっと良い商品を提供してくれるだろうと、

なんとなく並んでみたくなるアレのことです。

 

人間の脳は意識的に使わないと、

楽な方、「いつもと同じ」方に

流れてしまうものだそうです。

 

そして、脳は放っておくと

浪費するようにできています。

こうして脳が自動化しないように、

自分でコントロールすることで、

ムダづかいをなくすことができるようになります。

 

まずはこの本で脳のクセを理解することで、

日々の買い物の中で、

店側や製造者側の販売戦略に

惑わされないよう自分を鍛えていきましょう💪

 

 

ということで今回は以上です。

最後までお読みいただき、

ありがとうございます。

 

それでは、また!