今回は、最近読了したお金の本の中から、
資産2億円を達成した元高卒自衛官である、
生方正さんが書いた『攻めの節約』を紹介します。
このタイトルを見たときは、
相当切り詰めた、厳しい節約の方法を
紹介する本だと思っていました。(笑)
しかし、読み始めてみると、
このあとの話に出てきますが、
「経験への投資」など、
最近読んだ「DIE WITH ZERO」
(ビル・パーキンス 著)
の考え方と近しい内容が多く発見できました。
この本を読めば、
お金を貯めこむばかりの節約ではなく、
必要なものにはしっかり使いながら、
資産を形成していく道筋がわかると思います。
それでは、本文の詳細についてお話していきます。
お金は『3つの投資』に使うのが得策
お金の使い道は、
基本的に『消費』『浪費』『投資』
の3つに分けることができるというのは、
皆さまご存じかと思います。
そして、この本で言われている『投資』は、
ただ単にお金を「投資」につぎ込む
ということではなく、
本や資格取得の費用、株式投資、新しい経験など、
将来自分に利益をもたらす出費のことを指します。
では、本書で紹介されている
お金を使うべき「3つの投資」についてお話します。
- 知識への投資
- 時間を生み出すものへの投資
- 経験への投資
そして、筆者は一貫して、
「時間の節約」をするべき
と私たちに教えてくれています。
中でも印象深かったのは、
本書の中盤あたりで、
日常の中の細かなあれこれに
時間が取られないよう、
筆者がしている行動が
書かれている箇所があります。
- お風呂では体を洗った後に泡を流さないで、
続けて頭を洗い、洗い終わったあとに一気に洗い流す。
- 低価格で受けられる、体験脱毛を利用してヒゲを薄くしておく。
- スーパーなどのレジ待ち、トイレの順番待ちなど、
わずかな待ち時間はメールやSNSの確認時間として
1つでも処理をする時間に充てる。
- 購読しないメルマガは配信を解除し、
不要メールを削除する手間を省く。
- 鍵や財布など、持ち物はすべて所定の場所に置いて、
探す時間を一切つくらない。
…ほかにもたくさん紹介されていました。
かなりストイックだなと感じました。
ただ、このような「ムダ」な時間を
極力排除して、自分の価値を高める行動である、
「投資」を筆者自身が行っているので、
とても説得力があります。
時間は誰にも平等に24時間です。
こうやって努力している人がいる以上、
自分の工夫次第で、
いくらでも時間は捻出できます。
私自身、できる限り時間のムダを省けるよう意識して、
なるべく本を読んだり、お金に関する情報を
得られるよう行動していますが、
まだまだできることはあると気づかされました。
6つの『攻めの節約術』に取り組む
本の中で筆者は6つの節約術を紹介しています。
- 家賃を安く抑える
- 生命保険には加入しない
- 保険に入るくらいなら本を読む
- 自動車を手放す
- クレジットカードを使う
- 消費を見直す
正直なところ、この①~⑥まですべて、
多くのお金の本や、節約系Youtube動画、
ブログ記事などを見れば、
ほとんど書かれている内容だと思います。
でも、こうやって多くの成功者たちが、
ありとあらゆる本に書いているので、
本当に必要なことだというのがわかりますね。
これに気づけたのは、
やはり先ほどお話した①知識への投資
の文中にも出てきますが、
関連書籍を20~30冊読むことから、
裏打ちされたのだと納得できますね。
そして、中でも、私が一番重要だと思うのは、
消費を見直す です。
自分が何にお金を使っているのか
正確に把握することが
資産形成の基本だと思います。
そして、この本には
この「消費」が「浪費」になっていないか、
しっかり見極めるべきだと書かれています。
例えば、上司の愚痴などを言っている
いつものメンバーでの飲み会は、
たまになら良いかもしれませんが、
頻繁に行われているのであれば、
それは「浪費」になるでしょう。
『攻めの節約』 本のまとめ
『攻めの節約』の第一歩としてすべきことは、
今一度、自分の家計簿を見直して、
「消費」や「浪費」が多くなっていないか、
「投資」にお金を回せているか確かめることです。
そして、もし「消費」や「浪費」に
多く使っていることが分かれば、
「攻めの節約」をもとに節約をして、
「投資」に使えるように変えていきましょう。
私も筆者の行動を真似して、精進していきます💪
ということで、今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また!